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晩MIX

作ったのは少し前になりますが、twitterでしか告知してないので一応こちらでも。
朝昼晩、それぞれの時間帯に合ったMIXを作ってsoundcloudで公開する「朝昼晩MIX」という企画で声がかかり、「晩」を担当させていただきました。実はこういう形でMIXを作るのは初めてかも。

→こちらから

夜に聞くMIXということでいろいろ頭を悩ませましたが、結局シティポップス中心の選曲に落ち着きました。まずは「夜」というキーワードが歌詞に含まれている曲を集めるところから始めたのですが、それらの曲に多かったのが「失恋」「ドライブ」というテーマ。どうせなら、歌詞でもある程度のストーリーや流れを作れたら、ということでそのあたりを意識して曲順を決めました。

一応「夕方に失恋」→「気晴らしにドライブ」→「友人と騒ぐ」→「朝方、同棲してた家に一旦帰るがやっぱり出て行く」みたいなストーリーが無理やりながら見えてきませんか?ところどころ「愛してる、好きだよ」みたいな歌詞が出てくるので、そのへんで常に未練を引きずってる気持ち悪さを演出できてよかったかな、と勝手に思っております。

で、暇なんで、各曲の解説とかしましょうか。



01 小坂忠/しらけちまうぜ
細野晴臣氏によるソウルフルな曲にダンディなおっさんの強がり。ここでまずはお別れ。

02 桑名晴子/あこがれのSUNDOWN
桑名正博の妹の1977年作品。シンセベースがファンキーですが、曲調としてはゆったり。ここで車に乗りますね。風景が目に浮かぶ歌詞です。ちなみに切れ目が全然なくて非常に繋ぎにくい。

03 ちあきなおみ/想影
ちょっと演歌テイスト入りますが、演奏はゴダイゴフュージョンテイストなのがいいバランスですね。歌に関してはさすがの迫力。歌詞を聴かなかったとしても充分情念が伝わってきます。

04 土岐麻子/SENTIMENTAL
個人的に最近大好きすぎる土岐麻子さん。最新のアルバムから。ノーナリーヴスの奥田健介氏による曲で洗練された転調が気持ちいい。まさにセンチメンタルな気分。

05 三田寛子/ピンクシャドウ
オリジナルはブレッド&バター山下達郎もカバーしてるシティポップスの名曲ですが、こんな人もカバーしてるんですね。お世辞にもうまいとは言えないですが、逆にこのたどたどしさがいい。癖になります。歌詞的には思い出に浸り始めて「愛してる」という言葉を連呼しますので、未練感がだいぶ強まってきました。

06 東北新幹線/UP&DOWN
リリース当時は見向きもされなかったどマイナーなユニットですが、近年ディスクガイドで紹介されたりCD再発されたりで一気に注目されました。

07 新垣結衣/HEART WILL DRIVE
女優としての活躍は言うまでもないですが、歌手としてもコンスタントにリリースをしています。ディスコっぽいオケにか弱く不安定な声が乗ることで、居眠り運転してる車を見てるようなスリリングな気分とほんわかした感じを一緒に味わえてお得です。歌詞的にはなんとか前向きに行こうとがんばってますね。

08 サノトモミ/追憶の鏡
流線形のクニモンド瀧口氏がプロデュース、さすがの洗練度。まさに夜のドライブミュージック。この方、北海道在住で、あまり目立った活動をしてないのが惜しいですね。

09 松下誠/THIS IS ALL I HAVE FOR YOU
この人もフュージョンやシティポップス好きには人気が高いですが、一般的にはマイナーです。歌詞に「土曜の夜」というフレーズがでてきて、その後「フライデイ・チャイナタウン」を使いますが、そのへんは気にしないように。

10 山下達郎/JODY
言わずと知れたヒット曲。未練爆発。

11 角松敏生/DANCING SHOWER
踊り始めます。多分泣きながら。気持ち悪いですね。「心優しいあなた」というのは仲の良い女友達ってことにしときましょうか。

12 竹内まりや/今夜はHEARTY PARTY
ケンタッキーが食いたくなる名曲。よく聞くと「パーティやろうぜ」「元気だしなよ」というささやきが入ってますが、これは木村拓哉の声です。まりやさんが悪乗りで依頼したそうな。

13 角松敏生/AFTER 5 CLASH
再び角松氏。いやー、ファンキー。歌詞的にはDANCING SHOWERと似たようなもんです。

14 吉田美奈子/愛は思うまま
本来前向きなこれから始まる愛を歌っているはずですが、この流れで聴くと別れたのに何か勘違いしてる怖い人がイメージされてきませんか。とりあえず「愛」と「ダンシング」という単語があったのでここに突っ込んだだけなんですけど。

15 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション/夢を見ようよ
吉田美奈子と並ぶ日本のファンクディーバ、大橋純子。美乃家セントラル・ステイションの演奏は実に素晴らしい。

16 杏里/嘘ならやさしく
つなぐためにピッチがだいぶ上がってます。どうやらまた車に乗り込んだ模様です。

17 森大輔/SILVER SHADOW
あまり売れてないですが素晴らしい才能を持ったシンガーソングライター。2005年のデビューアルバムからフュージョン色強い一曲を。歌詞はほとんど中身がないです。

18 一十三十一/煙色の恋人たち
流線形のアルバムで歌っていたところから好きになったシンガー。少し鼻にかかった声が気持ちいいです。あれ、なんか友達だと思っていた女友達と変な雰囲気になっちゃいましたね。いかん!いかんよ!勢いに任せてそういうのはやめなさい!

19 八神純子/みずいろの雨
ラテンな雰囲気でうまいことこのヒット曲につながりました。2000年代と70年代という年代の壁を超えてリンクすることができたのは嬉しいですね。

20 泰葉/フライデイチャイナタウン
泰葉なあ、これだけすごい曲をかけるのに、もったいないというか何というか。やさぐれ感とおしゃれな感じがバランスよく融合している名曲。

21 安藤裕子/煙はいつもの席で吐く
ここで一気にテンポダウン。以前はDJやると上げたら上がりっぱなしだったのが、最近こういう感じでグっと落とす技術が身に付きつつあり、個人的に進歩を感じてます。すいませんね、レベルの低い話で。ストーリー的にもここで大きく展開され、家に戻ってきたようです。相手のいない部屋でいろいろ考えてますな。

22 しばたはつみ/合鍵
演歌というかムード歌謡的な湿り気が戻ってきました。未練をはらんだ暗い気持ちで家から出ます。

23 柿本七恵/北ホテル
小樽市在住のシンガー。普段はロックっぽかったりもうちょい洗練された感じの曲をやってるんですが、この曲はかなり演歌を意識したであろうべっとりした歌詞と曲調が最高。このミックスのエンディングにふさわしい。もうね、飲んで忘れるしかないんすよ。


と、まあこんな感じで57分お楽しみいただけたでしょうか。また、近々別のMIXも作りたいなあと思ってますのでその折はよろしくお願いします。