2018年10月に飲んだ日本酒

思うところあって今月から★★☆以上は写真載せます。写真のセンスが壊滅的にクソなので今までは避けて来ましたが。ていうかね、部屋が散らかり過ぎててキレイな背景を確保できないってのも理由の一つ。
 

 会津純米大吟醸 27BY★★★

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出ました3つ星!柔らかいカプロン、熟香はない。甘さはそこそこ、酸が上品でジューシー。旨みもスリムでミネラリーな骨格。鼻から抜けるアルコール感も悪くない。で、燗にすると甘みがチャーミングで人懐っこくなり、酸が太くなる。旨みは相変わらずスリム。まあ、どっちかといえば冷酒のほうがバランスよいけどこれはこれで◎。冷酒と全く別の酒に変貌する。ていうか、これ2016年1月の仕込みなんだけどマジで2年半も熟成させてるの?全然わからん。まあしかし美味いですわ。これは素晴らしい。
(いきなり一発目からアレなんですが写真が本当にどうしようもなくアレなのでいまでやさんの画像引っ張りました。商品ページにリンクするので許してください。)
 
 
松尾 荒瀬原 槽口搾り 純米吟醸 無濾過生原酒 29BY★★
ほのかにフレッシュな立ち香。甘みはドライだが酸がキュートでジューシー。旨みも絞まっていて凝縮感あり、ラストでほんのり苦味。これはかなりいいな。同じ荒瀬原の火入れも開栓二日目以降に急に化ける酒で面白かったが、これはまた全然違う方向性で意外だった。斑尾も相当良かったが、いずれも酸がジューシーで好みなんだよな。ちょっと他も追ってみよう。
 
悦凱陣 純米吟醸 ブルーボトル無濾過生 29BY ★★
立ち香はほどよくカプロン。低アルのくせにさすがの濃さ。甘みはそれほどじゃないが酸がガッツリ。旨みはそこそこでグッと苦味が締める。やや生の癖のあるのが惜しい。
 
義侠 純米吟醸原酒 26BY 仕込20号★★
義侠と言えばやたら武骨で力強いイメージだったが、意外にこういう銘柄の大吟醸クラスは面白いので試しに買ってみた。東条産山田錦50%精米で火入れ。3年半ほどの熟成だが果たしてどうか。まずは常温で。立ち香はややアルコールを感じるが熟香はなし、甘さは控えめ、酸を伴った旨み部分でかなりの米っぽさ。そのままふんわりと余韻を保ちながら穏やかに退けていく。熟味は皆無。これは食中酒だな。そしてこの燗上がりよ。温度を上げることでほんのりフルーティさが顔を出す面白いパターン。米の旨みは含みの段階から感じるようになり、エンベロープが激変する。とはいえ一番いいのは冷酒。微妙な野暮ったさが消えて洗練度が上がる。
 
田光 純米原ひやおろし★★
雄山錦。柔らかいカプロン。甘みドライ、基本俺の好みじゃない辛口旨み系だが意外に悪くない。なんでだろ。まとまりあるからかな。しかし米感すごいわ。
 
福祝 純米渡船60★★
乳酸立ち香。甘みはそこそこ柔らかいアタック、酸もしっかりで濃醇系だがキレが良い。やっぱ基本的にここの蔵は好みだな。+10とは思えない甘み。燗つけてもまとまってうまい。
 
田从 純米★★
乳酸立ち香。甘み軽い、できがいい。これもまた「らしさ」を持った酒ですな。やはり燗が最高に素晴らしい。
 
浅芽生 純米大吟醸 ★★☆

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山田錦40%磨きで火入れ1年冷蔵熟成。ほのかなイソアミル。甘さ自体は控えめで上品なテクスチュア。旨みもそこそこあるがかっちりした酸とミネラルの骨格のおかげで野暮ったさはまるで感じない。旨みの余韻も含めて素晴らしい出来。これ、新酒のほうがもっとかっちりしてて更に好みな予感。温度は冷酒推奨だがぬる燗も悪くない。香りが穏やかなので大吟醸でも燗にして全く問題なし。ややアルコールの浮く感じがあるか。3日目、人懐っこい甘みが出てきた。ただ、あくまでも上品さは保持したまま。
 
甘やかな立ち香。上品な甘み、まろやかでひやおろしらしいまとまり。鼻から抜ける微かな熟成感。コクも深い。ストレートでひねりがないとも言えるが、全体的なバランスがいいので高いレベルを保っている。やっぱこの銘柄は安定感ある。
 
浅茅生 純米吟醸 無濾過生原酒★★
埃っぽい草な立ち香。柔らかくスムーズなアタック、やや生臭みもある面白い癖。これが浅芽生っぽさだよなあ。ミネラル感も。
 
不老泉 山廃仕込 純米吟醸 総の舞 無濾過生原酒 29BY★★☆

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1年生熟。今どきここまでカプロン出してくるかってくらいの癖のあるセメダインな立ち香。しかし、含むと予想に反して滑らかでスムーズ、フルーティーな味わい。酸は弱くて軽い旨み。生っぽさはまるでない。生だけど燗もかなりいい。常温とは全く別ものになる。力強く素晴らしい。
 
天明 純米吟醸火入れ 氷温4年熟成 ★★
おばあちゃんちのタンスの香り。甘みはそこそこ旨み軽い、酸の下支えはある。熟成感あまりないがまとまりはいい。やや水っぽいところも。燗イマイチ。味抜けちゃう。低めなら悪くない。
 
 65|13★★☆

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田中六五の低アルバージョン。住吉酒販限定で4合2700円とまあまあお高い。柑橘系でほんのり香る立ち香。含むと上品で軽いがジューシーな酸が引き立てる。後口のこれまた柑橘な雰囲気がたまらない。クリアで雑味なし。素晴らしい。
 
 東光 純米吟醸原酒★★
押し入れ2年熟成。立ち香は弱く、ややアルコールを感じる複雑さ。含むと上品でとろみのある甘みとともに軽い熟成香が。もともと濃醇系だが旨みに関してはそこまでパンチが強くないので、熟成によってちょうど良いバランスになっている。思いのほか良い。あと1年くらい寝かせても全然いける。
  
楽の世 山廃純米 無濾過原酒 秋あがり★★
今錦の元杜氏である伊澤氏が造りに参加されているとか。愛知のマイナー蔵だが、なかなか良い。甘酸系で乳酸の旨みが強い。まろやかで濃い。
  
鶴の友 別撰 ★★
普通酒。アル添ならではの軽さとマイルドさ。甘さも上品でくいくい進んでしまう。またひとつ良い普通酒を見つけてしまった。
 
日高見 純米大吟醸 助六江戸桜★★☆

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大吟醸ながらそこまで香ることもなく、甘みは控えめ。酸がきりっと効いて旨みがスリムなので最近の好みに完全に合致している。