2018年7月に飲んだ日本酒

やばいなー、最近どんどん日本酒に対するハードルが上がってて、美味いと思う酒が極端に減ってる。最近の好みが造りの巧いクリアな淡麗系なので、そうすると必然的にお高い大吟醸に寄っていかざるを得ないんですよ。720ml5000円とかの酒でハズレを引いちゃうとマジで切ないので、飲み屋で少量試飲したいんだけど、たいてい飲み屋に置いてあるのは安めの酒ばかり。ああ、困った。
 
鳴瀬川 特別純米酒 カップ ★★
柔らかくてバニラリーな立ち香。甘みはかなり弱いが優しい雰囲気。この辺はいい意味でカップ酒らしい馴染みやすさがある。宮城らしく旨みはスリムで残らない。いいんじゃないでしょうか。
 
鳳陽 純米酒★★
甘やかな立ち香。甘み自体は思ったほどでもないが、柔らかいアタックからふんわりした雰囲気の旨みへ。さほどエキスを感じさせず、良い意味で抑えたままキレる。変に太すぎないところがこの酒の特徴なのかな。燗だとよりふくらみがでていい。アル感も緩和される。
  
四季桜 特別純米酒 はなのえん★★
五百万石、生詰。アルコール感ある立ち香。濃醇でやや癖がある。旨みも太い。軽い熟成感もある。塩辛の臭みを消してくれて相性良い。
 
黎明 本醸造 上撰★★
沖縄の日本酒!乳酸立ち香。甘み優しい、本醸造らしい軽さでさっぱりしつつ、コクもしっかりして悪くない。ややまとまりにかけるか。燗にするとふんわりと映える。
 
寒菊 ocean99 青海-summer another edition-★★
バニラリーな立ち香。甘み弱いが酸しっかりしててジューシー。旨み控えめですっと抜けていく。アルコール感弱くまさにジュース。軽くミネラルも感じるが、基本飲みやすすぎて物足りないくらい。
 
二世古 特別純米酒 ★★
吟風使用。3月出荷のものを約4か月常温で寝かせた。火入れ純米酒にありがちな、乳酸とバニラとアルコールを感じる立ち香。含むと思いのほか甘みが強い。それなりに濃い目の旨みもスムーズに乗っていて、喉に来る辛みがぐっと引き締め、スパッと切れる。試飲したときは物足りなさがあったが、ここまで引っ張ったのは正解だったな。燗も大きく印象が変わるわけではないが、若干酸が前に出てきて良い感じ。
 
奈良萬 純米吟醸 一年氷温熟成★★★
酒未来使用。かなり弱いがバニラリーな立ち香。甘みは弱くクリスタル。透明感すごい。旨みも細いが酸がしっかりしているのでバランス良い。ただの水みたいな淡麗とは全く違う。熟成感は皆無。奈良萬 のスタンダードクラスとは全然別物。これは久々に素晴らしい酒に出会った。
 
長陽福娘 生酛無濾過生限定直汲み★★☆
柔らかい立ち香、軽いガス。甘みはそこそこあるがドライ感強め。凝縮感があって酸もしっかり。生酛特有の複雑さと芯の強さを併せ持つ。それでもそこまで押し出しが強いわけでもなく、爽やかさと質実剛健さのバランスが高次元で融合している。苦みとまではいかない旨みと苦味の中間のような柔らかな余韻がふわっと残る。これは非常に美味い。
 
羽根屋 純米大吟醸50 翼★★
イソアミル系でフルーティに香る。甘みそこそこ、酸もまずまずあって案外しっかりした味わいだが、キレイな引け。雑味もないしバランスよく非常に優等生な酒。
 
自然郷 芳醇純米 無濾過無加水★★
やや強めのカプロン。軽いガス、甘みは比較的ドライ。ミネラル由来の硬質さと苦味も。開けたてはちょっと硬いか。鼻から抜けるアル感が賛否を分けそう。個人的にはもうちょっと軽いほうが好きかな。