2018年2月に飲んだ日本酒

日本酒好きの新たな友人ができた。4合瓶50本くらいストックがある真正日本酒バカなんだけど、専用冷蔵庫がないので早く飲まないと老ねるよ!俺が手伝う!って理由つけてちょいちょい飲みにいこうと思ってる。ていうかマジで冷蔵庫買った方がいいよ。まあ生酒常温熟成も面白いっちゃ面白いからいいんだけど。

 

東鶴 純米吟醸山田錦 無濾過生★★
立ち香はほぼない。濃厚な甘み。かすかなガス。濃いなりのキレイなエンベロープを描いて旨みに到達。そこから心地良い苦味が。アフターも苦味が続く。最近飽き気味の甘旨系ではあるが、これは香りが弱いこともあってバランス良く飲める。
 
菊姫 山廃純米 無濾過生原酒★★
日本酒飲み始めのころ衝撃を受けた酒の一つ。久々の邂逅。まずは乳酸的立ち香。含むと非常に濃厚な甘み。そして乳酸。とにかく濃くて強靭。甘くて濃いのは今の気分じゃないんだが、それでも力技で美味いと思わされてしまうポテンシャル。もう「これこれ!」って感じでいつ飲んでもまったく変わらないな。これぞ菊姫
 
福祝 第二号純米吟醸 彗星55%無濾過生原酒★★
1501酵母。立ち香は控えめ。しっかりした甘み。ガス。旨み強い。濃醇。酸もしっかりサポート。
 
辰泉 しぼりたて純米 うすにごり生★★
立ち香はほぼない。軽いがバランスよし。まずまずの甘みにしっかりめの旨み。それなりに余韻も。
 
鳴門鯛 中取り 純米酒★★
28BY(らしい)。常温。軽くアルコールとバニラを感じる立ち香。バランスのいい甘みとそこそこ厚みのある中盤。ただ、案外さらっとしてるのでそこのバランスはいい。ほんの僅かに熟成によるであろうカカオ感も。アフターで苦味が引き取る。ぬる燗、全体的に軽くスムーズ&エレガントになって一体感がすごい。これは断然燗でしょう。冷酒、甘さと軽さのバランス感が変わった。エアリーでクリアになる。これもまたいい。地味なので誰もが唸るタイプの酒ではないが、軽さと田舎っぽさのバランスが非常に好ましい。
 
海山 純米大吟醸 28BY★★
1年間常温で熟成。ほんのり熟香。甘みはほどほどながらアタックはガツっとインパクトが強くてジューシー。きっちりした酸とほんのり苦味に彩られたフルーティな旨みが押し寄せる。ただベースは軽いので、その旨みの攻勢が抜けると驚くほどエアリーに抜ける。ベースの軽さと濃厚な旨みがやや乖離している感がある。水の上に油が浮いているような。そこまで露骨じゃないけど。ただ、ぬる燗でそのへんもわかりやすく一体化する。酸が良くも悪くも突出するので、そのあたりが案外モダンな感じを醸し出している。
 
鳳凰美田 BlackPhoenix 無濾過本生純米吟醸★★
立ち香かすかながらイチゴ。上品な甘みからスムーズな旨み。しっかりキレイな酸。意外にチャラくない。常温のほうがまろやかで良い。
 
辰泉 山廃本醸造 生 こだま別誂 27BY★★
毎年飲んでるが、これはやっぱりすごい酒です。アルコール立ち香。モチッとした甘み。複雑な旨みとほどほどの酸。本醸造ならではの味の抜け。アフターで軽い苦味。
 
作 IMPRESSION M★★
「恵乃智」の直汲みバージョン。自社保存酵母。香りはそこそこ。ガスフレッシュ。やや濃厚で厚みを感じる。悪くないが面白味はない。
 
みむろ杉 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 ろまんシリーズ★★
山田錦 カプロン強め。甘みそこそこ。旨みは抜けがいい。
 
澤屋まつもと 守破離 ID39-1★★
本来、ID(田んぼの番地=テロワール)違いの同品種の米を比較して楽しむ酒だが、予算の都合もあり1種のみ。ほのかなイソアミル。ガスと上品で抜けのいい甘み。これぞ守破離。軽くてすっと旨みがほどけていく。いやーやっぱ美味い。ただ、二日目以降で常温だと苦みが目立つように。冷酒は問題ない。
 
ヒカリノミチ 純米無濾過生原酒★★
酉与右衛門(酔右衛門)の川村酒造店が醸造。花巻農業高校の生徒が造ったひとめぼれを使用したとか。ややカプロン。ほどほどに甘い。バランスのいい酸と旨み。しっかり系と思わせてどこか透明感のある軽いベース。ミネラルも感じる。やや軽めでバランスのいい甘酸系。確かに酉与右衛門っぽいが、あそこまで腰は強くないのですいすい飲める。
 
杉錦 古式仕込 山廃純米 27by★★☆
55度の燗。やや乳酸の立ち香。やさしい甘みから複雑で奥行きのある旨みに。丸くて強めの酸が引き取ってクリアに切れる。なんだろこれ、面白いなあ。派手さはないが純米燗酒らしい広がりと柔らかさはあるんだけど、エキス感は強くなく、酸が効いてる(酸度2.4)のでむしろ軽ささえ感じる。2年熟成だがチョコな熟味は全くない。これ、もっと若かったら雑味があってギシギシしてたんじゃないかしら。
 
おろちの舞 袋吊りおりがらみ生★★
十字旭の蔵。コシヒカリ使用のうすにごり。ややカプロン。とても日本酒度+13.5とは思えない甘みからしっかりした旨み。ミネラリーな心地よい苦味でバシッとキレ。なかなか面白い。ほんのりまろやかさもあり。
 
小松人 純米 無濾過生原酒★★☆
春心は知ってたが同蔵のこの銘柄はお初。リンゴ酸酵母?14号?店主はいろいろ酵母を推測してたが真相は不明。立ち香はややリンゴで含み香はイソアミル。甘み自体はそこそこだが、もっちりとした厚みを感じる。そして軽やかかつしっかりした乳酸系の旨みが。これはうまい。酸に下支えされた旨みがふわっと広がり静かに退けていく。甘酸系として高い完成度を誇る。
燗、ちょっとばらつくか。酸が目立つ。悪くないが冷酒のほうがいい。