2017年2月に飲んだ日本酒

2月は初旬にノロにやられたこともあり、いつもほどいろいろ飲めませんでした。そのせいなのか、単にハードルが上がったせいなのか、★★★の酒には出会えなかったです。残念(ちなみに★一つ以下は載せてません)。今回のラインナップ見ると明らかに燗酒志向ですが、冷酒向きの酒も好きなんですよ。ただ、普通のフレッシュ&フルーティな無濾過生原酒では満足できなくなってきているのはあります。やっぱハードル上がってるんだな。
 
春鹿 超辛口★★
ド定番でこれまでも何度か飲んでるんだけど燗したことはなかったので試してみた。いやー、これは大正解。こんなに燗上がりするとは思ってなかった。超辛口といいつつも、しっかり旨みのある酒質なので燗によってそれが増幅。特徴でもある最後のキレは全く失われることなく味全体がアップデートされる。
 
竹鶴 純米★★ / 秘傳 竹鶴★
超メジャー銘柄ながら初飲み。まずは純米を。予想通り好みにばっちりはまってる。完璧に燗向けの酒。神亀とタメをはる重厚さ。熟感を伴うやわらかい甘みから一気に凝縮された旨みが押し寄せる。穏やかな酸が太い骨格を維持しつつバシっとキレ。と思ったら最後に熟成感のある旨みがぽわんと返ってくる。素晴らしい。次は秘傳。こっちは終盤現れる熟成感が更に強くてより骨太。同じ方向性ではあるけど僅差で純米の方が好きかな。今は太すぎる男っぽい酒より柔らかさを備えた優しめな酒が好きな気分なので。しかし秘傳の熟成感はなかなかに強烈で飲む人を選びますね。俺は好きだけど。
 
旭菊 大地 純米26BY★★
いわゆる純米らしく燗上がりしまくるタイプ。地味で特段目立つところはないが、それでいてしっかり存在感はある、まるで昭和のホームドラマに出てくる母親のようなほっとする酒(ちなみにうちの母親はまったく真逆のタイプだった)。2年熟成だが熟香はほとんどなく、優しいアタックですーっと口中に入っていく。たいていの燗酒はここで旨みの主張がくるんだが、この酒はそれが控えめでふわふわしたまま最後の酸に収束していく。ただ、決して軽いわけではない。飲み疲れしない非常にバランスのとれた純米酒
 
鳴海 特別純米 直詰め生★★
初飲み。いいね、濃い目で甘酸フルーティ。分かりやすくて好きだよ。よくあるタイプと言えばよくあるタイプなのでこれといって特筆するところはないけど、美味しいのは間違いない。使用米をメモするの忘れたが、ふさこがねだったかな?
 
夢心 普通酒★★
去年も冷やで飲んでるが、今回は燗にしてみた。いやー、キングオブまろやか。冷やで感じたスムーズな感じが燗ではさらに増幅。ほっこりした甘みが味のメインで酸は控えめなのでキレがよいとは言えないが、甘みのさばけが良いので嫌みは全くない。うまいねえ。クイクイいけてしまう。 アル添にありがちな旨みを薄いベールで包んだようなもどかしさとは無縁で、 ちゃんと全体の味わいが分離せず一体となっている。ただ、その旨みはいわゆる純米酒のもつ力強いものとは別種。悪く言えば芯がなく、味幅というかアタックからリリースまでのエンベロープが単調なのだが、このあたりが良くも悪くも普通酒らしさなのかもしれない。