パティシェリア

新宿に行く用事があまりないので、なんとなく機会を逃していましたが、本日ようやく行くことができました。高島屋のパティシェリア。

手前の長方形から時計回りにタダシ・ヤナギのプレジール、エフマリアージュ、ピュイサンスのシュー、モンブラン、オーボンヴュータンのヌーゲット、ルージュフランボワーズとなっております。

さすがいずれも名店と言われるだけあって、ハズレはひとつもありませんでした。ひとつひとつ感想を書きましょうか。久しぶりに。

まずタダシ・ヤナギのプレジール。実はこれ、最後に食ったこともあり。甘みが弱いように感じました。なので評価できないです。最初に食うべきだったな。次エフマリアージュ。いわゆるレアチーズ系ですが、これは逆に一つ目に食べました。優しい味で止められなくなります。真ん中にパッションフルーツかパイナップルのジュレが入っており、これがアクセントに。いずれにしても、この店の味は日本人向けの優しい感じなのは分かりました。

次、ピュイサンスのシュー。男気あふれるゴツゴツしたシュー皮と濃厚なカスタード。これも比較的甘さは控えめなんでしょうか。でもそれによってナッツとシュー皮の香ばしさが前面に出ており、方向性が明確で好きです。モンブランも甘みは強くないものの、素材の味がそれぞれ主張しているタイプで美味しいです。ここはなんというか、無骨な感じなんでしょうか。本場フランス志向な雰囲気は感じ取ることができました。

最後、オーボンヴュータン。ケーキバカは神のごとくあがめる店ですが、ようやく口にすることができました。味のほうも期待を裏切らないガツンとインパクトのある、これぞフランス菓子といった風情。まずルージュフランボワーズ。もう、これでもかといわんばかりのフランボワーズ攻め。フランボワーズ好きのためのフランボワーズ好きによる…なんつう陳腐な言い回しをしたくなるくらい、フランボワーズ。濃いです。そして、ヌーゲット。ダコワーズ生地の間にナッツの濃厚なムース。もうほんとナッツすぎ!これもまた濃い。そして甘い。でも決して嫌な甘さじゃなく、上品とも違う、なんというか主張が強いけどバランスがとれた味なんですよね。

というわけで、今回3店分を食いましたが、圧倒的にオーボンヴュータンの存在感が目立ちました。これはいよいよ本店に行かなければならんか。